中小企業の製造業には面白い会社がたくさんありそう

高機能3D CADのSolidWorks(もちろん有料)の情報が欲しくて、会員登録みたいなことをしたら「SOLIDWORKS WORLD JAPAN 2015」というイベントの中身を一部確認できますよ、というメールが来ました。

その中身を見てみると、「ものづくりで夢を叶える町工場」と題した基調講演が動画で見られるとのこと(会員登録しないと見れません)

その講演を行ったのは株式会社由紀精密 代表取締役社長 大坪 正人 氏

実はこちらの会社がどんな会社かは全く知りませんでしたが、これから機械設計関連で会社設立しようとしている身としては中小企業の製造業に関心をもっていますので、早速見てみました。

会員限定動画なのであまり中身をここに書いちゃいけないような気がしますが、印象は「とにかくアグレッシブな企業」だと感じました。

中小の製造業というと経営が苦しくて、大企業からの締め付けも厳しくて、古い工場でひたすら部品を造り続けてる、というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?

こちらの会社もどうやら昔はそうだったようですが、この講演を行った方が社長に就任してからは変わったようです。

「自分たちの強みは高品質」であると認識し、そこから航空宇宙産業に進出。

飛行機の部品を製造するのに必要なJIS Q 9100を取得し、売り込みをして仕事を獲得。

それがうまく軌道に乗ってくると人工衛星の部品設計、製作。

海外に打って出る時に自分たちの技術力の高さをアピールするために機械式腕時計をつくる。

超小型精密部品を高精度で加工設備が世の中に無いのがわかると自分たちでつくってしまう。

まさに「やりたいことをやっちゃう会社」みたいです。

一般的な中小企業のイメージとはかけ離れてますね。

元々技術力は高かったんでしょうけど、強い意志を持って会社を運営することで、こうも可能性が広がるんですね。

今回はたまたまこちらの会社の事例を知ることができましたが、他にもこういった会社が日本にはたくさんある or これから出てくるんでしょうね。

自分もそういった面白い仕事に関われるように精進しなければ。