三次元測定機の講習を受けてきました
おかげさまで仕事が忙しく、またまた久々の更新となってしまいました。
そんな中、今日は栃木県の産業技術センターというところで三次元測定機を使うための講習を受けてきました。
三次元測定機と言ってもいくつかタイプがありますが、今日私が使ったのはこんな感じのものです。
ミツトヨのLEGEX 9106というものなんですが、全高で約3mあります。
こいつで何ができるかというと、文字通り部品を三次元座標で測定できます。
定規やノギスを使っての測定は2次元測定ですね。(そんな言い方するか分かりませんが)
どうやって測定するかというと、プローブと呼ばれるものの先端を部品に接触させて、その接触点を座標として読み取ります。
座標点だけではなく、部品に沿わせてプローブを動かして、形状として測定することも可能です。
このプローブを動かすのには手動の場合はジョイスティックで操作します。
慣れるまでは意外に細かい操作が難しいです。
そしてこのプローブは正しい操作で測定物に接触させれば何の問題もありませんが、間違った手順でプローブが測定物に衝突するとプローブが壊れてしまうこともあります。
プローブの先端に付いているものをスタイラスと言いますが、これだけでも1個数万円するようなものらしいので、壊したら大変です。
さらにスタイラスの上の方も含むプローブ全体ではウン百万円らしいので、とてもじゃないですが弁償できません。
そんな物ですから、操作にも緊張が伴います。
まさに電流イライラ棒状態(伝わりますか?)
まぁちゃんと操作を覚えて普通にやれば壊れるようなことはそうそう起きませんが、やっぱり油断してるとやらかしそうな怖さはありますね。
今日1日で教わった内容は本当に基本的な操作だけですが、何はともあれ精密測定をやるための第一歩は踏み出せました。
将来的にはこういったスキルを活用して仕事の幅を広げていきたいと考えております。
やはり質の高い技術開発のためには測定技術が必要不可欠ですからね。
ということで、久々の更新にもかかわらずこんな記事でなんかすいません。