ひずみ測定器を導入したけど、対外的なアピールの仕方を考え中

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3ヶ月ほど前に、ひずみゲージの講習会を受けてきたという記事を書きました。

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ひずみゲージ基礎講習を受講してきました

昨日と今日の二日間で【ひずみゲージ基礎講習会】というものを受講してきました。「ひずみゲージって何?!」って人の方が世の中では圧倒的多数だと思いますが、詳しく説明するとキリがないので簡単に言いますと、物体に力を加えたときに生じる変形を測定できるもののことです。

その後いろいろ悩んだ結果、測定器を導入しました。

何を悩んでいたかと言うと、今のところ私のお付き合いある範囲ではニーズが無いということ。

ニーズが無いのにそれなりにいいお値段する測定器を購入するのはいかがなものか?

ニーズが無いというのはどういうことかというと、ひずみ測定する手間はかけられないので、設計上の強度安全率を大きく設定することで検証の手間を省く、という考え方です。

その一方で、私にとっては設計したものの検証の一つとしてひずみ測定をやるのは会社勤めしていたときには当たり前のことだったので、かなり違和感があります。

ということで、ニーズ云々ではなく自分のポリシーとして、簡易的にでも検証出来る道具を持っておくことは必要だろう結論に達し、導入しました。

そうは言ってもお金かけちゃったので、それを活かす方法は引き続き考えていきます。

で、今はとりあえず自分で開発中のものを使って測定してみました。(前回の記事で書いたクラウドファンディングに出そうと思ってるやつです)

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fem

上の写真が現物にひずみゲージを貼ったところ。

下の画像はひずみ量のシミュレーション(FEM)です。(赤いところがひずみが大きい)

実測とシミュレーション結果には必ずズレがありますが、両方の結果を照らし合わせることで段々シミュレーションの精度が上がっていきます。

シミュレーションしかやらないとどれだけ確からしいか分からず、上の方で書いたように安全率を多めに取らざるを得ないので、重い・大きい・高い製品を設計することになってしまいます。

昨今の製品開発は多くのジャンルで小型・軽量化が要求されているので、こういった検証のニーズがあるところにはあるはずなんですけどね〜

きっとそのうちチャンスは来るでしょう(そんなノリで大丈夫か?)