• 【財務マネジメントの基本と原則】を読んで財務を理解する意義がやっとわかりました

    今日の記事は恥を忍びまくって書かせて頂きます。

    理由は後で書きますが、必要に迫られて財務の勉強をすることになりました。

    本来なら会社を設立する前にやっておくべきことだったとは思いますが、「うちぐらいの規模の会社ならそんなに深く考えなくても、日々のお金の管理をやってれば大丈夫だろう」と考えており、怠けておりました。

    設立前に一応は簿記の勉強もしましたし、青色申告するために帳簿は自分で付けお金の出入りチェックしてますし、税理士さんにも確認してもらってるので、「実は経営危機に瀕してました」という状況にはなりません。

    ですが今回勉強してみて「もっと早く勉強しときゃ良かった」とかなり後悔しました。

    自分にとって特に大きなメリットだと感じたのは

    • 会社の状態、弱点がわかりやすくなる
    • 事業計画が立てやすくなる(数字遊びではなく、本当の意味での計画として)

    この2点です。

    ということで、

    • 勉強するに至った理由
    • 勉強のために読んだ本
    • 勉強した効果

    について書いていきます。

    財務の勉強をするに至った理由

    事の発端は諸事情により「PL(損益計算書)計画書」と「BS(貸借対照表)計画書」を作らなければいけなくなったことです。

    うちの会社は曲がりなりにも株式会社なので、決算時には決算書の一部として損益計算書と貸借対照表を作成して税務署に提出しなければいけません。

    ですからそれらはどういったものかはもちろん理解してはいますが、あくまで会社の活動を一年間やってきた結果としてまとめたものとしてしか解釈できておりません。

    ですからPL、BSの「計画書」、すなわち将来のことを予測するという考え方がさっぱりわかりませんでした。

    う〜ん、これは困った。

    簿記の勉強をしたと言っても結局それは記録の付け方という表面的なことしかわかっていなかったので、こりゃいよいよ財務・会計の本質的な意味を理解するために勉強しなきゃいかんな、という考えに至りました。

    でもどうやって勉強したらいいんだろう?と思ったのでとりあえず本を探すためにネットで検索してみました。

    「財務諸表」等の検索ワードで探してみますが、出てくるのは財務諸表の「読み方」のようなものが多かったです。

    恐らく株式投資とかをやる人たち向けのものだと思いますが、私が知りたいのは「作り方」です。

    いろいろ探した結果、以下の2冊を読みました。

    まずは「マンガ」で初歩の初歩を勉強

    (文庫)マンガ 財務諸表入門 (サンマーク文庫)

    マンガというところがまたまた恥ずかしいのですが、今回はとにかく恥を忍びます。

    何事も基本が身についていないと先に進めないので、これでもかってほど分かりやすそうな本を選びました。

    この本のタイトルに「財務諸表入門」と書かれていますが、上に挙げた「損益計算書」「貸借対照表」に加えて「キャッシュフロー計算書」について説明されています。

    この本の良いところはマンガで書かれているだけあって非常にフレンドリーであることと、実際のお金の動きに対して、それぞれの財務諸表にどう反映されていくのかがクドいくらいにその都度具体的に書かれているので、置いてけぼりになりにくいことです。

    そして「簿記の知識が無くても財務諸表は読める」というスタンスで書かれているので、基本的なことから親切に説明されています。

    というか、個人的には簿記の勉強をする前にこの本を読んでおいた方が簿記の理解が深まるんじゃないかと思います。

    簿記をやることのゴールの一つがまさに財務諸表を作ることですから、そのゴールについて先に理解しておいた方が良いかと。

    また、この本では例題として会社を設立するところからスタートするので、起業に興味がある方はなんとなく設立時のお金の流れも見えて良いかもしれません。(もちろん細かい話ではなくおおまかでしかありませんが)

    ということで、初歩の初歩のポイントを押さえられたことで、いよいよちゃんと財務諸表の本質を理解するための次の本を探した結果が下の本です。

    【財務マネジメントの基本と原則】を読んで本質を理解

    財務マネジメントの基本と原則

    この本こそがまさに私が知りたかったことが書かれていた本でした。

    この本は海外で出版されたものの訳書らしいのですが、その翻訳をされた國貞 克則氏自身でも財務関連の著書を何冊も出されているようです。

    そしてそれらの著書もAmazonのレビューとかを見るとかなり好評価なのですが、その國貞氏がこの本の前書きで大絶賛されており、私の期待も膨らんだのですが、それを全く裏切らない素晴らしい本でした。

    私が一番良いと感じたのは、財務関連の情報・指標のそれぞれの因果関係が簡潔に、かつ理路整然と説明されていた点です。

    「なぜ○○なのか?」→「それは△△だから」というつながりが続いていくのですが、そのひとつひとつのまとまりは易しく書かれているので、それほど躓かないで読み進められ、読み終わったときにはまさに「財務マネジメントの基本と原則」が理解できているわけです。

    物事を考えるのには「原理原則」を押さえることが一番大事、という考えを持っている私にとってはピッタリの本でした。

    そしてこの本を読んで度肝を抜かれたと言いますか、私の意識をガラッと変えさせられることが冒頭に書かれていました。

    それは財務マネジメントについての心得についてなのですが、財務マネジメントを車の運転に例えています。

    車の運転に必要なことは

    • 目的地をわかっていること
    • 周りの情報を理解できること
    • 行き先をコントロールできること

    ですが、それは財務マネジメントでも同じことである、と。

    私はこれまで、「この移り変わりの激しい時代に5年先の事業計画書なんて書いても意味ないだろ」なんて考えていました。

    でもそれは結局のところ主体的な経営を考えずに「5年後はこうなってるんじゃないかな?」なんて「予測」をしようとしてるからそんな考えになっちゃったんでしょうね。

    本来は「計画」ですから、自分で目標を決めて、その目標を達成出来るように様々なことをコントロールしていく、というのが正しい流れですよね。

    そしてその達成度合いを測るための指標の一つが財務諸表だったりするわけです。

    会社設立から一年半くらい経ちまして、会社をこうしたいというビジョンは持ってきたつもりですが、具体的・財務的な経営は全然出来ていなかったと猛省しております。

    会社の弱点・これからやるべきことがハッキリ見えてきた

    勉強したことを踏まえて自社のPL計画書とBS計画書を作成しました。

    色々と数値化すると嫌でも会社の弱点が分かってきます。

    例えば、私の正確やこれまでの職歴から営業力が弱いというのは自分でも認識していたつもりですが、じゃあ実際にどれだけ弱くて、目標とする利益を上げるためにはどれだけ売上を確保しなければいけないというのが見えてきます。

    それが見えてくると、今の延長線上でいけるのか、大きくやり方を変えないといけないのかというのもわかってきます。

    これまでは直近の収支だけで考えていましたが、それだと数年先にはジリ貧になっていたかもしれません。

    恥を忍んでいろいろ書いてきましたが、自分の愚かさに今気付けたのはある意味でまだ良かったです。

    これからは心を入れ替えてちゃんと経営者らしくやっていきます。


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