PIXTAにトライしてみようと準備を始めたが前途多難
趣味の写真を生かして小銭が稼げないかと思い、PIXTAで写真を売ってみようと準備を始めたけど、ハードルがいろいろ高そうなので、そのいろいろを書いてきます。
先日の記事で、「【ニュース】写真素材販売サイト「PIXTA」が東証マザーズに上場」というのをご紹介しました。
その記事の中で、私の写真の趣味性と、商用として要求されるもののベクトルが全く逆なのでやめとこう、というようなことを書きました。
しかし、そのあとちょっと考えてみて、「使えるかもしれないものを、簡単に捨てられるほど、今の自分の立場はそんなに余裕が無い」と思い直し、あらためて自分のこれまで撮った写真のストックを見返してみました。
見返してみたと言っても、1万枚近くあるのでなかなか骨が折れる作業です。
その結果、200枚ほど使えるかもしれないという写真が出てきたので、PIXTAのお好みに合いそうなテイストに仕上げ直すことにしました。(いわゆるデジタル現像)
この作業を今日1日やってましたが、200枚以上を一気にやるのはさすがに気持ち悪い。
いつもの自分好みに仕上げるならともかく、それとは真逆の、「ハデハデ、カリカリ、高コントラスト」な感じは見てるだけで疲れてきます。
で、夜になってようやく終わって、実際にPIXTAに申請しようとしたら、いろいろうるさいことが書かれてるじゃないですか。
写真を登録するにはPIXTAの審査を受ける必要があります。
著作権、肖像権等を侵害したり、公序良俗に反するものはダメなのはもちろんわかりますが、写真の質でNGをくらう項目が意外にたくさんありました。
ノイズが多い画像はダメ
これが自分的には大打撃。
事前にフィルムOKかは確認して、OKと書いてあったので安心していたのですが、「ノイズは等倍で見てちゃんと無いことを確認しろ」的なことが注意書きとして書いてあります。
こりゃもう実質的にフィルムはNGですね。
実際はまだ申請していないので、どの程度でNGなのかわかりませんが。
等倍で見て、人の顔が判別できたら、その人の許可を取る必要有り
う〜ん、これまた厳しい。
街の風景とかをとって、人が入っちゃってたら、後ろ向いて無い限りほぼNGですよね。
意図の無い被写体ブレはダメ
これの判定はかなり微妙なものになりそうです。
人通りのある街の風景を撮っていて、単純にシャッタースピードが稼げないだけの場合とかは、厳密に言うとNGになりそうです。
風景としてでも、商標が写り込んでたらダメ
これは確かにそうだなと納得はできますが、こうなるともう繁華街とかの写真はほぼ全てNGになりそうですね。
類似のものがあったらダメ
これが一番あいまいで困った。
運営する側とすれば、同じような写真が何枚もあってもしょうがないというのはわかるんですが、「すでに登録されている写真を検索して確認しろ」と言われましてもねぇ。
書かれている通り、自分が申請しようと思っている写真のキーワードで調べてみると、そりゃいっぱい出てきます。
すでに登録されているものの中でも十分類似してるようにも見えますが、類似か類似じゃないかの境目は、私にはわかるはずもなく。
いろいろと審査で落とされるかもしれない項目を書いていきましたが、なぜそんなに審査落ちを恐れているかというと、それは申請できる枚数に関係します。
NGになるかもしれないけど、とりあえず片っ端から申請しちゃえ、なんてことをみんながすると、審査する側はいくら人手があっても足りません。
そこでこんなルールが採用されています。
- 一定期間中に申請できる枚数は決められている。(最初は10枚らしいです)
- 申請して順調に登録されると、一定期間に申請できる枚数は増えていく。
- 逆にNGをたくさんくらうと、申請できる枚数は減るかも?
つまり、今日一気に200枚も現像する必要なんか無かった!!
先を見ずに突っ走るといけませんね。
いずれにしても、とりあえずやってみますんで、また進捗があったらご報告します。
初めての申請の時には10枚までしか申請できないと書きましたが、まずその10枚分は全部審査が通りました。その10枚はPIXTAの基準に照らし合わせれば、まず落ちないだろうというものを選んだので、思惑通りにいってひと安心です。