α7S + Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4でハンドボールの試合を撮ってみた

ミラーレスの最大の弱点である動きもの撮影をあえてどこまで出来るか試してみました

昨日、今シーズンのハンドボール日本リーグ開幕戦を観に行ってきました。

私、こう見えても(?)若い頃はハンドボールをやっておりました。

でも観戦はなん年ぶりでしょうか、というくらい久々です。

そして、動きものの写真を撮る機会も久々なので、そこでα7S + Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4を使って写真撮影にもトライしました。

一般的にミラーレスは動きものの撮影に弱いとされています。

実際、数年前のミラーレスでは私の経験でもAF精度やスピードが使い物にならなかったです。

でも、最近の進化したミラーレスならどうか?というのを確認するため、あえてチャレンジしてみました。

(本当はD800を持っていくのが重くて面倒だったなんて言えない)

とりあえずハンドボールっぽいカットを何枚か

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体の「しなり」が凄いです。

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ノーマーク状態だとこんな至近距離からのシュートになります。

キーパーからするとある意味で絶好の見せ場です。

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ハンドボールではバチバチ体がぶつかり合います。

こんな感じで、まともに撮れてるのはこんなもんでした(笑)

やっぱりミラーレスで動きものは難しい

ここからは失敗作を何枚か載せてみますが、その前にいくつか補足です。

ハンドボールの試合は、ご覧になったことが無い方には伝わりにくいかもしれませんが、展開も動きもメチャメチャ早いです。

ですから、動きものと言ってもかなり厳しい方になると思います。

そしてもちろん私の腕も未熟なので、失敗の原因の全てがカメラの性能によるものということではありません。

動きものの撮影では展開の先読み力がかなり大事ですが、その感覚がかなり鈍っていることを自分なりに感じました。

その辺を差し引いてご覧ください。

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これはシューターにピントを合わせたかったですが、フォーカスが追いつかなかったです。

また、シャッタータイミングもシュートを打つ瞬間を狙ったんですけど遅れてしまいました。

EVFはどうしてもラグというか遅れが生じるので、動きが速いものだとちょっとの遅れでも写真としては大きな差になります。

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こちらも同じような感じで、密集地帯だとEVFでちゃんとフォーカスを合わせるのは難しいです。

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この写真は私が観戦していた席からかなり近い位置でしたが、これだけ近くて速く動かれるともうAFがついていけません。

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今度は遅れないようにと思ってシャッターを切ったら早すぎました。

カメラをもっと使い込めば場合によっては使えるかも

上の方で書いたように、ハンドボールの撮影は条件として厳しすぎますが、シチュエーションによっては動きもの撮影でも使えなくはないかなと感じました。

「使えなくはない」というのは、たくさん撮って数打ちゃ当たるという作戦が前提です。

そして、EVFの遅れ具合をきちんとつかんで、被写体の先読みがちゃんと出来れば、趣味レベルではいけると思います。

結局は撮影者の腕次第という身も蓋もない結論ですが、腕があればどうにかなるというレベルまではミラーレスも進化してきている気がします。(数年前はそれ以前の問題でした)

α7Sは高感度が強くてISOを上げてシャッタースピードを稼ぎやすく、体育館のような暗い場所でもキレイに撮れるので、うまく使いこなせれば強力な武器になると思います。

おまけ

試合前に始球式なんてものがありました。(初めて見ました)

登場したのは日本リーグアンバサダー(?)の北原里英さん。

よく存じ上げませんが、AKB系列の人みたいです。

自分の席からは反対側のゴールで行われたのでこんな写真になっちゃいました。

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結果はなんとバーに当たって外れるという面白い結末に。

この人はハンドボール経験者らしくて、普通に投げててちょっとびっくりしました。

以上、ハンドボール観戦のご報告とα7S + Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4での撮影のレポートでした。