PVAフィラメントは確かに水に溶けるけど意外にガンコ

先日、サポート材として使うPVAのフィラメントをご紹介しました。

3DプリントPVA_3
FLASH FORGE DREAMERにPVAのサポート材を試してみました

最初はHIPSという材料をサポート材として使うこと考えていたんですが、それを溶かすための溶剤の入手と廃棄がかなり大変そうということがわかりました。そこで、水に溶けるらしい「PVA」という材料をサポート材に使ってみよう、というのがこの前までの話です。この記事を書いたあとに早速AmazonでPVAのフィラメントを探したら、いくつか出てきたので購入しました。

https://poli-studio.com/2016/01/16/2494/(脱サラはじめました)

このときは無事プリント出来たところで終わりましたが、「水溶性」っちゅーのはどれくらい溶けるんでしょうか?というのを試してみました。

プリント完了品がこちら。

800_2250_lr

これを約2日間水に浸けておきました。(スパゲッティみたいな色してるのがPVAでプリントした部分です)

その結果が下の写真です。

800_2258_lr

見事にブニブニになってます。

触った感じはベトベトしてて糊みたいです。

あとは適当に剥がして完成、と思ったら意外にガンコで剥がれない。

大半の部分が柔らかくてすぐに落とせるんですけど、本体と接触している部分がなかなか強力にくっついてます。

ただ、今回はサポートというよりも完全に2色刷りって感じのモデルだったのですが、普通はこんなにガッチリとサポートを設定しないと思います。

ですからもうちょっとソフトタッチな設定にしていれば恐らくそれほど手間をかけずに剥がせるのではないでしょうか。

ただの水に浸けておくだけでこれだけ溶けるんですから、HIPS + リモネンを使うよりはよっぽどお手軽でしょう。

なかなか活躍してくれそうです。