3D CAD作業の効率UP、疲労軽減には3Dマウスがオススメです
以前に、3D CADの作業をしていたら手が痛くなったので良さそうなマウスを購入しました、という記事を書きました。
CAD用マウスとして多ボタンで疲れないものを探してましたが、このマウスはそこそこリーズナブルでイイ感じです
これはこれで良いのですが、私が使っている3D CADのSoildWorks側の問題として、3Dモデルの回転がやりづらいということがあります。
SolidWorksへの慣れの問題だけではなく、回転中心がどこなのかが使い込んでみても分からずに、自分が持っていきたい視点にするのに苦労してました。
また、視点の平行移動もCtrlを押しながらじゃないと出来ないというのも地味に面倒です。
これは私が長いこと会社勤めしてるときに使ってきたCATIAはそんなこと無かったんですけどね。
どうにかならんもんかなぁと考えているときにふと思い出したのが3Dマウスの存在。
私が大学卒業して最初に入社した会社ではSolidWorksを使っていて、そこでは下の写真のようなものを使ってました。
ジョイスティックの周りにボタンがたくさん付いてて、ショートカットキーが割り当てられるようになってます。
こいつのジョイスティックの操作で3Dモデルがクルクル回せるというアイテムです。
そういえば、こいつを使うと操作がだいぶラクだったなと思い、早速ネットで探してみたら結構いい値段するじゃありませんか。
確かに効率は上がるだろうけど、ちょっと躊躇します。
そこでもうちょっと探してみると、ジョイスティック部分だけの3Dマウスが見つかりました。
それがこちらです。
もういきなり買ってセッティングした写真になっちゃってますが(笑)
こちらは「3Dconnexion 3Dマウス SpaceNavigator SE (Standard Edition) SNSE」という製品になります。
約1万5千円ということで、これなら許容範囲かなと。
ショートカットキーがいっぱい付いてても、私の場合は使いこなせなさそうですしね。
一応こいつには2つのショートカットキーが付いてますが、ポジション的に押しづらいところに付いてるので、あまり使用頻度が高くないものを割り当てた方が良いと思います。
3Dマウスの操作概要を表したのが下の図です。
ジョイスティックを倒したり、スライドさせたり、ねじったりた方向に応じて3Dモデルも動きます。
なかなか言葉ではお伝えするのが難しいんですが、こいつを使えば回転やズームが同時に行えるので作業がかなりスムーズになります。
(マウス操作だとズームはズーム、回転は回転という具合に動作がひとつずつになってしまいます。)
ちょっと参考になるかわかりませんが、こんな感じに3Dモデルが動きますという動画を撮ってみたのでアップしておきます。
操作してみると分かるんですが、かなりヌルヌル動きます。
ただひとつお断りしておきたいのが、こいつの操作に慣れるまではかなり時間がかかるということ。
私も初めて使ったときはむしろ効率落ちてるだろコレと思いましたが、コツをつかむと頭で考えることなく直感的に3Dモデルが動かせるようになります。
考え方としては、ジョイスティックをつまむときに画面上の3Dモデルをつまんでると思って操作すると良いですね。
左手がキーボードから離れてしまうのが難点と言えば難点なんですが、そこは作業者が何を優先するかということで。
Google Earthで使うと気持ちイイらしいです
こいつを探してるときに見つかった情報ですが、3Dマウスは3D CADソフトだけでなくGoogle Earthで使っても面白いらしいです。
私自身はGoogle Earthで遊ばないので「ふ〜ん」くらいの感じだったんですけど、せっかくだから試してみようとインストールして操作してみると、確かに面白いですね。
(これのために買うかどうかはGoogle Earthへのハマり度合いによると思いますが)
注意点としてはGoogle Earth側の設定を変えないと3Dマウスは使えるようにならないということ。
Amazonのレビューの中にその方法が書いてあったので引用させていただきます。
Google Earthでは要設定変更。
投稿者にゃん吉2014年3月30日
・Google Earthで使用するには、Google Earthの設定を変更する必要があります。
「ツール」→「オプション」→「ナビゲーション」タブ→「マウス以外のコントローラ」→「コントローラを有効にする」にチェックを入れる必要があります。
(これはバージョン7.1.2の場合です)