メインメモリ増設でSSD容量急減?!その対処法を調べました

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昨日はCAD業務効率化に向けてPCをパワーアップしたという話について記事を書きました。

作業を終えてマイコンピュータからCドライブの空き容量をふと見てみると残りが10GBを切っていました。(スクリーンショットを撮り忘れましたorz)

私の場合はWindows7をSSD120GBに入れて、そこをCドライブとしていて、システムやアプリケーションソフトのインストールだけに使っています。(データ類は別HDDに保管)

PCパワーアップの前には空き容量が30GBくらいあったのに、一気に20GB前後も容量が減ってしまったことになります。

なぜWhy?!

しかも不思議なのはマイコンピュータで表示されるCドライブの使用量と、Cドライブの中のファイルを全部洗濯して右クリック→プロパティで表示されるデータサイズが合わない。

比較的容量が大きいHDDならばこれくらいのことは目をつぶりますが、SSDで20GBも減られたらかなり困ります。

どうにか原因究明して解決せねば。

ネットで調べてみるとよく出てくるのが、一時ファイルとか復元ポイントのデータが貯まって結構大きいデータになってるのでディスククリーンアップすると良い、というものです。

これをやってみたら確かに数GBレベルではSSD使用量が減りましたが、まだまだ全然計算が合いません。

そこでもう少し調べてみると、もっと莫大な「見えないデータ」の存在があることがわかりました。

詳しくは下のリンク先に分かりやすく書かれていますのでご覧ください。

Windows 7 tips: hiberfil.sys と pagefile.sys を削除する

このページでは、とある2つのファイルがかなり大きいデータサイズになることがあるので消しましょう、ということが書かれています。

今回の私の状況で起きたことについて考えると、当てはまりそうなのは【pagefile.sys】というファイルが該当しそうです。

どういうことかを簡単に書いておきます。

メモリを増設するとCドライブの容量が減るかも

上で挙げたpagefile.sysというファイルは「ページングファイル」というものらしいです。

これは何かと言うと、色んな重いソフトとかを同時に起動してメモリが足りなくなった時に、HDDなどを「仮想メモリ」として使うためのものだということです。

この仮想メモリに使う分の容量をページングファイルという形で確保しているんですね。

そして特に設定を初期状態からいじっていないと、この容量はシステムが自動的に割り当てて、そのページングファイルサイズはおよそ搭載しているメインメモリのサイズくらいになるみたいです。

今回の私の場合は元々メインメモリが8GBだったものを一気に24GBまで増設しました。

その差は16GB。

なんか計算が合いそうですね。

ちなみに、このファイルはWindowsのフォルダーオプションから「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外さないと見えないようになっています。

だから計算が合わなかったんですね。

そこで上で書いたリンク先の通りに作業して、ページングファイルを別のHDDドライブに設定すると、見事にSSDの空き容量が復活!

ついでにもう一つ書かれている【hiberfil.sys】の削除もついでにやってみました。

こちらはさらにでかいデータになっていて、私の場合は25GBもありました。

※これらはシステムファイルなので、エクスプローラー上でただ削除するとシステムに不具合が生じる恐れがあります。リンク先をご参照の上、正しい手順で行ってください。

おかげさまで一気にCドライブがスッキリして、気持ちもスッキリ。

SSDの空き容量が少なくなって困っている方も試してみてはいかがでしょう。