変速機の設計は機械要素カバー率が高い気がします
会社を辞めてから早半年、自分の会社を設立してから3ヶ月が経ちました。
自分が思ってたよりだいぶ早く、そしてたくさんのお仕事を頂ける流れが出来つつあります。
これに関しては本当にラッキーとしか言いようがありません。
私は機械設計を生業としています。
一言で機械設計と言いますが、実態はムチャクチャ幅広いので始める前は自分がいったいどれだけの範囲をカバーできるのか不安でした。
そして今実際にお引き合いを頂いてるお仕事の中身も幅広いです。
でも意外にどうにかなりそうな気がしています。
もちろんその仕事に関しての経験は無いものが多いのですが、慣れればやってけそうだと感じてます。
これは私が会社で10年間やってきた自動車の変速機の設計が、機械要素の割と幅広いジャンルをカバーしてるからだと思います。
というのに今更気づきました。
変速機にはギヤやシャフトといった機構部品やその周辺のシール部品やベアリングなどの機能部品、油圧回路もあるので流体もからんできます。
材料にしても鉄、アルミ、樹脂など様々で、それらを会社勤め時代に一通り経験させてもらったことがかなり生きてますね。
これが例えば車体の設計やインテリアの設計あたりだとここまで広い範囲のことは身に付かなかったかもしれません。
正直言って最初は自分で希望して変速機の設計担当になったわけではないので、これもまた結果的にはラッキーだったんでしょう。
人生どこで何がつながるかわからんですね。
今でも新しい仕事に取り掛かるたびにとりあえずそれに関する本を買って勉強するのを繰り返してますが、これもそれなりの土台があってこそ、そんな突貫工事でどうにかなってるのかな思います。
新しいことをやるとそれだけ新しい技術が身につくので、今はそれを大いに楽しんでます。(でもそろそろ脳内キャパがいっぱいになってきたかも)
何が言いたいのかよくわかりませんが、機械設計を幅広く身に付けたいなら変速機の設計をやりましょう(?)