第20回 機械要素技術展(M-Tech)に行ってきました
お取引先の方に招待券を頂いたので、6/24(金)に機械要素技術展(M-Tech)に行ってきました
名前の通り、機械部品メーカー等が一堂に会して各社の技術をPRする場です。
事前にWEBサイトで出展メーカーを確認してみるととんでもない数の企業が出展しており、そのほとんどが私にとっては知らない会社でした。
知らないからこそ、世の中にどんなメーカーがあるか知ることが出来る良い機会だと思い、仕事の合間を縫って出撃です。
先に言い訳をさせて頂くと、行ってみたら出展社数も凄かったですけど来場者の数はさらに凄いことになっており、各ブースを丁寧に見ている余裕はありませんでした。
ただひたすらノンストップで一通り歩き続けるだけで4時間弱かかったくらいです。
この展示会は本来は商談会という色合いも強いらしく、特定のジャンルにターゲットを絞って行くようなものなのかもしれません。
もし本気で全部ちゃんと見たければ三日はかかりそうです。
私は仕事の都合もあり半日しか滞在できなかったので、今回は全体をざっと見てトレンドを確認することに狙いを絞って、ひたすら歩き続けました。
イマドキのトレンドは
ホットな感じで出展数も多かったのは、
- 微細加工
- アジアメーカー
- 3Dプリンタ
と言ったところでしょうか。
微細加工については一見難しい技術ですけど、出展してる企業は意外に多かったですね。
もちろん見ただけでは品質まではわからないので、同じに見えても違う部分は多々あるんだとは思いますが、裾野が広がってきているようです。
二つ目に挙げたアジアメーカーですが、私は日本のメーカーしか出展していないと思い込んでいたのでビックリしました。
中国、台湾、タイ、ベトナム等の企業が多数出展しており、どちらかというと技術のPRというより商談に重きを置いている感じでした。
そんな感じだからか、お客さんがいないときには出展者側がスマホをひたすらいじっている姿が目立ちました。(特に中国企業)
それはさておき、もうアジアで生産することは当たり前すぎる世の中ですからこれからもどんどん売り込みに来るんでしょうね。
三つ目の3Dプリンタは割愛しますが、やはり注目度が高いのがうかがえました。
同時開催の「設計・製造ソリューション展」の方がもっと凄い人だかりだった
機械要素技術展は東京ビッグサイトでやってたんですが、同時開催で設計・製造ソリューション展というのもやっていました。
そちらではCADソフトやシミュレーションソフト等の開発支援システムの数々を展示していましたが、人が多すぎてまともに歩けないくらいだったので、ほとんど見る気になれませんでした。
今はどの企業でも効率化が重要課題というか死活問題になっているので、様々なツールを活用したいという思いが強く、それが注目度の高さにつながっているのでしょう。
設計者の技量が益々試される時代になっている気がします
この展示会を回ってみて感じたのが「もう作れないものは無いんじゃないか」ということです。
日本には本当に色んな企業があって、それぞれが違った強みを持っているので「こういうものが欲しい」と思ったら、探せばどこかで作れるメーカーが見つかるような気がします。(コストのことを置いておけば)
ですから、ひと昔前では「こんなムチャな形状で設計したら怒られるな〜」というものがどんどん変わって幅が広がってきている分、使う側(設計する側)の技量・知識が今まで以上に重要になってくるのではないでしょうか。
また、各種設計ツールも色んなものが出てきていて、一見だれでも良い設計が効率良く出来るようになっていると感じてしまいますが、こちらも使う側がちゃんと理解して使えるかどうかで効果が大きく変わってくるでしょう。
だ
いたいこういうツールはメチャクチャ高いので、ちゃんと使えなければ宝の持ち腐れどころの話じゃありません。
そんなわけで、私自身がこの先の仕事で先端技術に触れる機会があるかどうかはわかりませんが、常にアンテナは高くしておかないといけないなと改めて感じました。