3Dプリンタをフル活用して【Maskal(マスカル)】の製品開発しました
前回の記事で、「自社製品開発をしてクラウドファンディングサイトに掲載します」というお知らせをさせて頂きました。
突然ですが「クラウドファンディング」をご存じでしょうか?群衆(crowd)と資金調達(funding)を組合わせた言葉で、一般の方々からインターネット等を使って資金を集める仕組みです。「こんなものをつくりたい!」「こんなサービスを提供したい!」けど「お金が無い!」と言う人が利用します。(最近は宣伝効果を狙って使う場合も多いですが)
このブログには3Dプリンタや3D CAD関連の検索で来て頂く方が多いので、その辺りのことも書いておきます。
3Dプリンタは製品開発するのにありがたい存在
この製品を開発する上で苦労したのが、
- 今の基本形状にたどり着くこと
- 多くの人の顔にフィットする形状にチューニングすること
です。
今までに無い構造のものなので、やはり試行錯誤が伴います。
大企業ならばどんどん試作メーカーさんに試作を頼めるでしょうけど、うちのような零細企業では到底無理です。
そこで役に立ってくれたのが手持ちの3Dプリンタ。
当然ながら試作メーカーさんのようにキレイな仕上がりにはならないのですが、初期の機能確認の為には使える場面が非常に多かったです。
3Dプリンタはクセがあるというか使いこなすためにはそれなりの経験が必要ですが、使えるようになってしまえば、お金の面だけでなくスピードという点でもかなり効果が発揮されます。
このブログで3Dプリンタネタをたくさん書いていたのは、決して趣味や遊びで色々トライしていたわけではありません(笑)
製品開発自体をエンジョイしているという側面はあるんですけどね。
上の写真はほんの一例ですが、本当に何十個もプリントして部品の形を決めていきました。
他にも、3Dプリンタで型をプリントしてシリコンゴム部品を作るということでも活用しました。
第2回目の記事の最後に、「真の目的はシリコンゴムを成形することである」と書きましたので、今回はそのトライ結果について書いていきます。シリコンゴムは身近なところでも結構使われていて、馴染みがあるところだとスマホケースに使われているものがあったり、キッチン用品ではユニークなものもたくさんありますよね。たとえば名前の通り「シリコンスチーマー」とか。
また、製品を耐久試験するための部品も3Dプリンタで作りましたね。
過去に会社のFacebookページに掲載した動画です。
これらの経験を踏まえて、リターン(ご支援に対する返礼)として 「無料3D CAD & 3Dプリンタ入門・活用セミナー」というプランもご用意致しました。
サイトへの掲載が始まりましたらまたお知らせ致します。