SOLIDWORKS Motionでの機構解析のご紹介

本WEBサイトでは機械設計業務の具体例をご紹介するページを設けさせて頂いております。

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その中で、「機構解析シミュレーションが出来ます」と書いておりますが、どういったものか馴染みの無い方もいらっしゃると思いますので、このページで取り上げさせて頂きます。

SOLIDWORKS Motionとは

キャプチャ
SOLIDWORKS MotionはDassault Systemes社の3D CAD「SOLIDWORKS」に統合された機構解析ソフトです。

Dassault Systemes社WEBサイト

「実際の環境で製品がどう動くかを視覚化し、時間ベースの剛体の機構解析または動的解析を用いて設計にかかる力や荷重を測定します。」

と紹介されています。

弊社ではこのSOLIDWORKS Motionを導入しており、製品開発を効率化したいとお悩みのお客様のお役に立てると考えております。

シミュレーションだけで全てが分かるようになるわけではありませんが、例えば今まで機能確認のための試作を3回やっていたところをシミュレーションを活用することによって2回に減らし、試作費用と時間を削減して効率化を図ることが可能です。

SOLIDWORKS Motionの実施例

SOLIDWORKS Motionを使用した例として、間欠送りのターンテーブル機構を作成してみました。

入力のモーター回転は連続一定ですが、ワンウェイラチェット機構によりテーブルの回転は間欠送りにするというものです。

まずはこの機構を動作させた時の動画をご覧ください。

構成概略は下の図のようになっています。

SW_Motionデモ1
SW_Motionデモ2

動画のように機構の動作をアニメーションで見るだけでもかなり分かりやすくなりますが、SOLIDWORKS Motionはそれだけではなく、製品の挙動を数値化することが可能です。

例えば下の図はテーブル回転角度を時間の変化でプロットしたものです。

SW_Motionデモ3

他にもモータートルクや、ワークの移動速度など、着目したい物理量をモニタリングできます。

SW_Motionデモ4

モニタリングした挙動から製品の問題点を事前に把握したり、機構の最適な諸元を探し出すのに役立ちます。

弊社では物の形を決めるだけではなく、シミュレーションを活用してお客様の効率向上に貢献します。

もし気になることがございましたら気軽にお問い合わせ下さい。